近視のしくみ

"近視"というのは、水晶体の調整力が弱くなった状態で、遠くを見たときに網膜の前で像を結ぶ状態のことを言います。
これは「屈折が強すぎる」という状態で、眼球のレンズをひっぱる筋肉が衰えることから引き起こされています。
その原因としは一般に、強い近視の場合は"遺伝要因"によるもので、軽い近視の場合には"環境要因"が強く作用していると考えられます。
またこの"近視"には"屈折性近視"と"軸性近視"の2種類のものがあります。
眼の角膜から網膜までの距離を"眼軸"といって、通常23mm前後だと言われていますが"屈折性近視"ではこの"眼軸"は正常なのですが、角膜が大きく湾曲していたり、水晶体の屈折力が大きいために焦点が網膜よりも前に結ばれてしまいます。
そして比較的軽度の近視で"環境要因"が強く作用していると思われる人に多いのがこのタイプなのですが、網膜に届く光が拡散されるために像がぼやけて見えてしまいます。
"環境要因"といえばコンピュータやテレビゲーム、幼い時期からの受験勉強など最近ではさまざまな要因が考えられますが、これらによって眼球が発達する成長期に近視になってしまうと、成長するにつれて強度の近視になる確率が高いと言われています。
もう一つの"軸性近視"は、"遺伝要因"の強い強度の近視に多くみられるもので、"屈折性近視"とは反対に角膜や水晶体の屈折力は正常なのですが、角膜から網膜までの距離である"眼軸"が前後に長くなっているために網膜の前で焦点が結ばれます。
両親が近視の場合、子供が近視になる確率が高いとよく言われますが、"PAX6"と言われる眼の発達に関わる遺伝子に欠陥があるのではないかという説もあります。
一般には"近視"といえばこの2つのタイプのどちらかなのですが、照明や姿勢の悪さなどによって眼の毛様体に持続的な緊張が起こって、水晶体が厚みを増したままで一時的な視力低下が起こる "仮性近視"も"屈折近視"の初期と同じ状態が引き起こされています。
ちなみに、"仮性近視"の場合は毛様体の緊張を取り除くことが先決であるために、めがねやコンタクトレンズで矯正するのはやめて、目薬や眼のトレーニングなどによって改善させる方法を試みるのがよいとされています。
レーシックを受ける前には、レーシックのマニュアルとしてお役立てください。
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